5月の薫風香る青空のきれいな日でした。奥多摩の臼杵山に子供たち5,6人と上ったのです。ちょうど、小学校を卒業して、新一年生で、その塾に入塾した子供たちでした。大体小学6年生、中学生になりたて、といった年頃は、自分にも覚えがありますが、大人もびっくりするようなことをサラッと行ってしまうようなところがあって、私の受け持った生徒の中にも、そういう大人びた子供がおりました。
「先生、こんなに天気の良い日に、どうして山登りなんてしてるの。恋人いないの?」全く、意表を突かれて、びっくりしていると、「ずぼしでしょ」と追い打ちをかけられました。
0