連載:至誠の覚醒 第13話「掲示板の紙」
大学の学生課に、細長い紙が貼ってあった。
府中の学習塾。週三回。金額は書いてあったが、高いとも安いとも判断できなかった。ただ、京王線で通う自宅からの途上にある。それだけで、十分な理由だった。
面接に現れたのは、大学の先輩だった。
小学一年生のとき、校庭を走り回る六年生がひどく大人に見えた。あの感覚が、そのまま戻ってきた。三つか四つしか違わないはずなのに、先輩というものは不思議と大きく見える。
面接で大したことは聞かれなかった。
ただ、最後にこう言われた。
「最初は山です」
山、という言葉の意味が、その時はよくわからなかった。
翌週の日曜日、汚れてもよい服装で、ザックを背負って府中へ向かった。塾の前にマイクロバスが止まっていた。乗り込むと、運転席に初老の男が座っていた。それが筒田芳博先生だった。
バスは奥多摩へ向かって走り出した。
(つづく)R080322

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 制作者からのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私たちは、何かに生かされて今を存在しています。
その意図を形にしたのが、このシステム群です。
どなたでも無料でお使いいただけます。
◆ あなたの名前に宿る数理を解析する
▶【無料】牧正人史式 姓名科学 解析システム
https://yymm77.github.io/seimei-kagaku/
一万例超の照合済み。12分野の運勢を瞬時に判定。
◆ 大切な行動の前に、方位を確認する
▶【無料】九星気学 方位判定システム
https://yymm77.github.io/seimei-kagaku/houigaku.html
年盤・月盤・日盤の三盤統合。高木彬光著を原典とする。
https://yymm77.github.io/seimei-kagaku/
◆ 迷いを断ち切る、三千年の叡智
▶https://yymm77.github.io/seimei-kagaku/iching.html
https://yymm77.github.io/seimei-kagaku/iching.html
64卦の示す言葉が、今この瞬間の指針を与えます。
◆ 制作者の半生を読む
▶【連載小説】至誠の覚醒(第21話まで公開中)
幾人もの師との出会いが、制作者の人生を形づくりました。
その先にあった、運命的な邂逅——。
https://yymm77.github.io/seimei-kagaku/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
📩 seimei.kagaku.maki@gmail.com
※ 各システムは原典に基づき継続改良中。結果は参考としてご活用ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


コメント