「塩分不足」のほうが重大疾患を引き起こす!
最後に、「食塩」の効能を列挙しておこう。

〔調理に使用する 〕
① 鹹味(かんみ)(塩味)を出す。
② 殺菌作用がある(食物の保存性)。
③ 肉や魚の身を引きしめ、旨味を凝縮する。

そんな味の決め手になるのはもちろんだが、特に大切なのは摂取した際の効能である。

〔摂取すると〕

① 体を温める。

② 体液(血液、リンパ液、細胞内液など)の浸透圧を一定に保ち、水分の代謝や体液の㏗(ペーハー、酸・塩基平衡)を維持する。
③ 神経の興奮の伝達に関与する。
④ 筋肉の収縮作用に大きく関与する。
⑤ 胃液・腸液・胆汁などの消化液の原料になる。
⑥ 体内の有毒物の解毒をする。

以上、のことから「塩」の摂取不足は次のような症状を惹起(じゃっき)する可能性がある。

1 新陳代謝(体温)が低下する。
2 食欲が減退する。
3 筋肉収縮力や神経の興奮の伝達作用の低下による痙攣(けいれん)が起こることがある。
4 心筋の収縮力低下による血圧低下(脱力感や倦怠感)や、ショック症状を起こすことがある。
5 腎機能の低下(腎臓が過労に陥るため、原尿の中の塩分の再吸収をしなければならない)。

賢明なる読者の皆さんにおいては、この機会にぜひ「塩」の璽要性を再認識していただきたい。本能が欲するなら、しつかり摂取する。しかし、運動・入浴で、発汗・排尿を促して排泄する。そしてより健康的な生活を手に入れてもらえれば幸いである。

『Renaisance Vol.13』ダイレクト出版 「減塩」が病気を作る! 石原結實氏より

ブログ作者閑想:以前から、うっすらと感じていることに、欧米を中心とした製薬会社の経営方針にこれ等の食塩摂取の問題が複雑に絡み、ある意味作られた高血圧、のような感じを持っているのですが、これについては、様々な議論があり、更に勉強を続ける必要があります。