介護をして、気を付けなければいけない点は多々ありますが、食事介護は、ある医師によれば重大な「医療行為に準ずる仕事」と考えるべきだという指摘を紹介します。
私も、食事介護は現場にいる限り避けて通れない介護業務の一つで、相当の経験があります。いくつかある大切な点の一つには、

1 複数の方の食事介護を絶対にしないこと。
2 全量を摂取することより、ご利用者様の様子により中途で止めることも考えること。
3 2に絡みますが、ご利用者様の摂食状態を観察しながら、その方のペースに合わせること。
4 誤嚥をさせないこと。
5 誤嚥した時の対応方法を事前に学習しておくこと。
6 摂食状態を複数の職員で共有し、必要に応じて食事形態を変更すること。

等です。介護の現場では人手不足で、運営母体そのものが複数人数の食事介護を主導している組織もあるようですが、基本は一対一で食事介護をしなければ、万一の時命にかかわることになります。先の医師の発言は、このことを示していると思いますが、私の経験でも、複数人数の食介を行っている際に誤嚥して、命はとりとめましたが、大事故になりそうなこともありました。

うどんは、食べやすいと思われていますが、その方の状況によって、うどんを細かく切るとか、食べやすくする工夫が必要です。