本田宗一郎といえば、その略歴をのぺるまでもなく、老若男女、世界中の人々に知られる「本田技研工業」の創始者です。軌道数は力強さを象徴する8。そして、それを世界のトップメー カーにまで成長させた強力な助力者、藤沢武夫は軌道数5。
彼らは「技術の本田商売人の藤沢」といわれた、名コンピ、として知られます。
また生活面での伴侶である、さち夫人の軌道数も5なら、二代目社長だった河島喜好も5という具合に、本田氏が「必要なときに必要な人と出会う」、または「望むものを限りなく与えられる」という強運の持ち主であることがわかります。つまり、8にとって5は、何かに行きづまったときにそれを好転させてくれる役割を持っており、 日常的なレペルではたんに楽しみをわかち合える相手と言えるでしょう。
さて8という数は人を支配することもできれば、育てることもできます。もしも、本田社長が、藤沢副社長との関係をイコールにしないで、独りよがりな満足だけを追い求めていたら「世界のホンダ」はあり得なかったでしょう。
また5はただでさえ組織的なものの中へ組みこまれることを嫌う人々です。上下関係ではなく、チームワークを大切にします。彼らが成功したのは、何であれ共通の目的があったからです。
すなわち「 世界のホンダ」――トップをめざすという目標にむかって、それにかかわるひとりひとりがフル回転でエンジンを始動させたのです。
60代半ばに社長、副社長が同時に引退し、世間をあっと言わせたという退陣劇はさまざまな憶測で語られてきたようですが、一言でいえば、「もう十分やるだけのことはやった」ということではないでしょうか。また本人の言葉にもあるように「年寄りがいつまでもいては、後が育たない」というあたり、彼はのエネルギィの作用を十分に熟知していたと思います。会社を私物化しないというのを信条にしていた彼はまた、自らの「ホンダ」を社名にしたのを悔やんでいたと聞きますが、これは多くの人々から愛される振動数を持つ名称であることを最後につけ加えておきます。
『100年数秘の本』DASO著 (ヴオーグ社刊)より
追記
他にも、生年月日が判明しているコンビや人、会社、組織などを調べると興味ある結果が出ると思います。会社、組織は会社の登記簿に示された設立の日で見ます。この考え方は、『100年数秘の本』DASO氏は恐らくご存知だと思いますが、私(本ブログの発行者)は、別の師から、同じ考え方を習った経験があります。DASO氏が、そのような考え方を持ったと推定するには、本コラムの最後に「振動数」という言葉を使用している点です。今は、科学では明らかになっていませんが、数字には意味と力があります。これは、日本国でも言霊信仰として伝わっていることに通じますし、フロイトにしても心に思うことは、実現する、という考え方にも通じるものがあります。
いずれ、このブログのどこかで、本件については追究していきたいと思っています。
本ブログ作者 注記