四王天延孝(しおうてんのぶたか)
元・陸軍中将、衆議院議貝。明1治2年(1879)~昭和37年(1962)。陸軍士官学校、陸軍大学卒の1日日本陸軍エリート将校。第一次世界大戦期に蜆戦武官として派遣されたフランスで、世界大戦を演出しているのは国際ユダヤであるとの説に接し、ユダヤ・フリーメーソン問題の資料を渉猟して研究を開始する。大戦末期、ロシアで共産革命政権が樹立されると日本軍はシベリアに出兵、北満州の陸軍諜 報機関に派遣され、ロシア共産革命の実体がユダヤ革命であることを知り、軍内外に対してユダヤ陣営の危険を警告、警鐘を乱打する。国際連盟が発足して主要国による国連内軍事委員会が作られると委員としてジュネープに在勤。ところが帰国するや軍首脳によって徹底的に迫害される。ついに昭和初年、上原勇作元帥から直々にユダヤ問題の研究発表を中止せよ、と要求される。これを 拒否するとただちに軍中央によって陸軍から追放された。陸軍退役と同時に中将に昇進。その後1942年の翼賛選挙で衆議院議員に当選。戦後はA級戦犯として巣鴨拘置所に収監される不起訴、釈放。『国際聯盟の実情』(1933)『酋太思想及運動』(1941)『四王天延孝消話』(1942) 『四王天延孝回顧録』(1964)他多数の著害がある。

働補訳・解説者について
天童竺丸(てんどうじくまる)
昭和24年(1949)岡山県生まれ。東京大学印度哲学科卒。文明地政学協会代表。世界戦略情報「みち」編集人。
公式ホームページ http://michi01.com
[定本]『シオンの議定書』四王天延孝原訳 天童竺丸補訳・解説 成甲書房
昭和十六年(一九四一年)刊「猶太思想及運動」附録第三「シオンの議定書」を底本とした。
http://michi01.com/index.html