◆ ウソが利してしまう、現在の日本社会 ◆「多様性」のまやかし グローバリズムの危険性と持続性喪失の原理 武田邦彦 啓文社書房より

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◆ ウソが利してしまう、現在の日本社会 ◆

東京都のゴミはよく管理されていて、道路を歩いていてもゴミが散乱しているということはありません。都民が家庭や事務所から出すゴミは、道路脇にある集積所などに集められ、カラスなどが荒らさないように防烏ネットがかけられ、完璧な状態で役所の指定の場所に運ばれます。
そこにも日本人の真面目さが活きており、ゴミはきちんと焼却されたり処理されたりしていて、野山に捨てられるということはほとんどありません。ですから、東京湾に都民が捨てたプラスチックゴミが海に流れ込んでいることなどないはずです。
それでも小池百合子都知事は「プラスチックの使用を制限したい」と発言しました。都知事でありながら、世界にはびこる「環境ゴロ」と同じです。
海洋がプラスチックゴミで汚れていると言うのであれば、まずゴミを海に流している国(中国など)に注意を促せばよいのであり、都民に税負担させる必要はありません。
今の日本はさらに奇妙で、プラスチックの専門家でもない大学の先生が出てきて、「プラスチックの粒は小さくなればなるほど分解が遅くなるので、マイクロプラスチックは何年も分解せずに海中に残る」などと奇想天外なことを言い、それをテレビ局が放映していました。
分解速度のような次反応に近いものは、体積と表面積の比で分解速度が決まるので、粒子の直径が小さくなると表而積の割合が大きくなるので当然、分解は早くなります。
こんなことを問違えたら専門家失格ですが、白昼堂々と「マイクロプラスチック(5㎜以下の微細なプラスチック粒子) は分解せずに海中に残る」と言う専門家がテレビに出るのですから驚きます。
残念ながら、現在の日本は「ウソをついたほうが得をする」ということが社会常識となってしまったようです。

「多様性」のまやかし グローバリズムの危険性と持続性喪失の原理 武田邦彦 啓文社書房 令和6年刊より
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