私たちに決して越えることのできない運命があるとすれば、それは身体はいずれ滅びるということです。でも、それにしたって、100年生きれば十分でしょう。また、だからこそ人間の身体はそのように創られてきたのだろうし、仏陀だって80いくつでその身体にさよならしてる。キリストも、その同じ身体に戻ってきたわけじゃない。彼はたんに人々の心の中に生き続けると言いたかっただけです。
彼らのように永遠の魂として生きるために与えられた100年。十分な年月ではあるけれど、やはり手遅れにならないうちに、三位一体という究極のアートを達成したいと思いませんか?
頭脳という最高のコンピューターをいたわりながら、よりハートを育て、魂とともに生きていく、これこそ新時代の生き方なのです。
21世紀は創造の100年―――。
幸運の100年です。
でも、ひとたび否定的なエネルギィが働けば破壊へと転ずる、実に綱渡りのような100年です。
その綱渡りをシャープにキメるために、私たちはたんに運命のしもべとなってきた20世紀の歴史をふり返り、もう一度よく確認して、果たしてこのまま死を待つか、未知の力を見出すほうに賭けるのかを、はっきりと選択すべきではないでしょうか。
私が伝えたいことのすべては、あなたがいかに美しいか。いかにパワフルでいきいきと輝いているかであり、あなた自身の人生のマスターは、あなた以外の誰でもないということなのです。
『100年数秘の本』DASO著 (ヴオーグ社刊)より
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