2020-07

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和顔愛語ということ

今は故人になっていますが、私のかつて教えた学生の一人に、阿部という男がありました。性質は悪いというのではありませんが、いつも人と話す時には、目をいからし、口をとがらせて、ものをいう癖がありました。学生の演説会の時なんか、側で見ていると、まる...
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布施と智慧との関係

ところで、ここで一言申しておきたいことは、最初に私は般若の智慧こそ、彼岸へ渡る唯一の道だといっておきましたが、ここではまた、布施が六度の母胎である、布施こそ六波羅蜜の根本であると申しました。では、いったいどちらが真実なのかと疑いをもたれる方...
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菩薩の生活と四摂法

ところで、仏教ではこの菩薩の生活、すなわちほんとうの人間生活の理想を、四つのカテゴリー(形式)によって示しています。四摂法(ししょうほう)というのがそれです。「摂」とは摂受(しょうじゅ)が意味で、つまり和光同塵(どうじん)、光が和(やわ)ら...
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虚往実帰

古人は、「虚にして往いて、実にして掃る」すなわち虚往実帰ということをいっていますが、他家へ御馳走になりに行く場合でも、お腹がいっぱいだと、たとい、どんなおいしい御馳走をいただいても、少しもおいしくありません。だが、お腹を空かして行けば、すな...
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恐怖(おそれ)なきもの

すでに私は、「心経」の無所得、すなわち所得なしということをお話ししておきましたが、この無所得の境地は、こういうふうにいい表わしたらよくわかるかと存じます。こころの化粧かつて私は宅が狭いので、書斎が兼客間でした。応接間でお客と話すことが嫌いで...