2020-07

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翻訳はむずかしい

ところで簡単な十七字の詩でさえ、翻訳が不可能だとすると、経典の翻訳などのむずかしいことは、今さら申すまでもありません。したがって梵語(サンスクリット)の聖典を漢訳する場合などは、ずいぶん骨が折れたに相違ありません。昔から、中国の仏教は、翻訳...
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開かれたる秘密

秘密の世界さてこれからお話し申し上げる所は「心経」の最後の一節でありまして、昔から秘蔵真言分と称せられて、一般に翻訳されずに、そのままに読誦せられつつ、非常に尊重され、重要視されているのであります。どういう理由で翻訳されなかったかというに、...
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芭蕉の辞世

あの『花屋日記』の作者は、私どもに芭蕉翁の臨終の模様を伝えています。「支考(しこう)、乙州(いっしゅう)ら、去来(きょらい)に何かささやきければ、去来心得て、病床の機嫌をはからい申していう。古来より鴻名(こうめい)の宗師、多く大期(たいご)...
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播州の瓢水

その昔、播州に瓢水(ひょうすい)という隠れた俳人がありました。彼の家は代々の分限者で、彼が親から身代を譲りうけた時には、千石船が五艘もあったといわれていましたが、根が風流人の彼のこと、さしもの大きい身代も、次第次第に落ちぶれて、あげくのはて...
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宗論はどちら負けても釈迦の恥

と川柳子も諷刺しておりますが、いたずらに私どもは、自力だ、他力だ、などという「宗論」の諍(あらそ)いに、貴重な時間を浪費せずして、どこまでも自分に縁のある教えによって、その教えのままに、真剣に、その教えを実践すべきだと思います。目ざす理想の...