木は、陽の干の甲木と陰の干の乙木に分かれ、火は、陽の干の丙火と陰の千の丁火に分かれた。土は、陽の干の戊土と陰の干の己土に分かれ、金は、陽の干の庚金と陰の干の辛金に分かれ、水は、陽の干の壬水と陰の干の癸水に分かれ、全部で10の干が成立する。文章では煩雑で理解しづらいので、図としてまとめると次のようになる。
十干縦図.jpg

図中の干の横の文字の、上が音読み、下が訓読みとなる。この十干の訓読みは、甲は、きのえ、乙は、きのと、となる。きのえ、きのとはそれぞれ、木の兄、木の弟とも書き、「え」は兄、「と」は弟という意味である。他の十干の訓読みも同様である。
「四柱推命学入門」小山内彰 (希林館)より