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キーワード 帰る(転気)

復。亨。出入无疾。朋来无咎。反復其道。七日来復。利有攸往。

(ふくはとおる。しゅつにゅうやまいなく、ともきたるにとがなし。はんぷくのそのみちひちじつにしてらいふくす。ゆくところあるによろし。)

「復」は帰る、戻ること。「地雷復の時、通じる。どのように動いても障害はない。仲間が集まってきて問題はない。繰り返し事を行なっ て いれば、七日で新しい展開がある。進んで良い」。地雷復の時は、永い冬が去って、やっと春が立ち帰ってきた時です。エンジン始動の時です。しかし、開運の 入り口にやっと立ったところですから、順を追って小さなことから進んでいきましょう。地雷復の時、あまりに性急ですと、スタート地点にまで立ち帰り、元の 木阿 弥になってしまいます。また、繰り返して行なうことで成功の得られる時でもあります。この機に諦めていたことにもう一度チャレンジしてみたらいかがです か。 各爻では、帰り方、戻り方をストーリーで表しています。

 

〔大意〕潜在意識の存在をあなたが強く惑じられるならば、その力はたいへん強いものとなって、あなたの人生に大ぎな転機をもたらすことになるでしょう。

『易経』には「復は、亨る。出入疾なく朋来りて咎なし」と書かれている。復は「帰る」「復活する」「回復する」「戻る」などの意味を持ち、この場合はだいたい悪いことが去って良いことが戻ってくるというふうに解してよいとされています。

いわば吉運へ向かう上昇期にあたり、精神的にも肉体的にも活気に満ちている。マーフィー博士は「あなたの決めることは何でも成功するだろう」といっています。しかし、まったく心配がないわけではない。

ついつい調子に乗ってズサンな計画を立てたり、暴走したり……好事魔多しのたとえのごとく、せっかくの上昇運を台無しにしてしまうこともあり得るからです。しかし基本的には上昇基調にあるのだから、積極的なのは良 い。もっと悪いのはそれに気がつかないで、あるいは信用できずに、みすみすチャンスを逃してしまうことです。

波にうまく乗るには、波が来てから乗ろうとしては遅すぎる。来るちょっと前に動作をおこしていなければならない。これと同じで、この卦を得たら、否定的な思考をさっぱりと捨て、自分の目標なり計画の実現に一点集中することです。

「真の才能は孔雀の尾のように自分で引き出さなければならない」という言葉がありますが、運もまったく同じで、自分で予感し自分でつかまなくてはなりません。

運は目の前を通るが、決して押しかけてはこない。いまは事をおこすのに何の障害もないというのですから、自信を持って積極的に向かっていくことが必要です。この時期に動揺したり、決意が固められない人は永久にそれができないでしょう。

 

  • 初9:あなたの目標、計画をいますぐ実行しなさい。

不遠復。无祗悔。元吉。

(とおからずしてかえる。くいにいたるなし。おおいにきち。)

「正しい道にから外れても、遠からぬうちに帰るので後悔することはない。大いに吉」。今は実力を蓄えて帰る準備をする段階です。あな た自身のことを振り返って欠点や過ちを正すことです。

◎良い時です。

 

  • 二6:あなたの内心の声を受け入れれば、豊かさを獲得できる。

休復。吉。

(よくかえる。きち。)

「よく正しい道に帰るので吉」。もう一度チャレンジする時です。身近な良い人達と仲良く帰ることです。

◎良い時です。

 

  • 三6:いやしい考えと縁を切ることです。

頻復。厲无咎。

(しきりにかえる。あやふけれどもとがなし。)

「しきりに帰る。危なっかしいが問題はない」。迷いに迷い、意志が弱く、気持ちが動揺しては失敗を繰り返しやすい時です。じっくりと 先を見通して動くこと。

 

  • 四6:あなたの心を点検するもう一人の自分を意識しなさい。

中行独復。

(ちゅうこうひとりかえる。)

「中行」は行い当たる。すなわち正しい道、中道のこと。「正しい道に一人で帰る」。悪い仲間と手を切って、独立独歩でわが道に立ち帰 る時です。

 

  • 五6:いまのあなたの思考や行動で罰せられることはない。

敦復。无悔。

(かえるにあつし。くいなし。)

「篤実なる心をもって帰る。悔いはない」。人に頼らず、自分の誠をもって対処していく時です。真面目さがあなたの取り柄なのです。

◎良い時です。

 

  • 上6:かりにあなたが過ちをおかしてもそれは許される。

迷復。凶。有災[生/目]。用行師終有大敗。以其國君凶。至于十年不克征。

(かえるにまよう。きょう。さいせいあり。もってしをやればついにたいはいあり。そのこっくんをもってするもきょう。じゅうねんにいたるもせいするあたわ ず。)

「災[生/目]」は天災と人災。「師」は戦争のこと。「帰る道を迷い失う。凶。天災と人災に遭う。こうし者が戦争を行なえば大敗す る。国君の 力 を借りても凶。十年たっても敵を征伐することはできない」。正しい道に立ち帰るべき地雷復の時に、天道に背き、自分の過ちを改めることをまったくしなかっ たことへの当然の報いを受ける時です。大きな事を行なえば、十年間はダメージが続くものと覚悟することです。

◎あなたの考え方、進み方に問題点があります。よく反省し、改めましょう。

 

 

「マーフィの易い」J.マーフィ(昭和61年、産能大学出版部)及び以下を参照しています。

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