◎ 起こることを予想して動く ◎『武田邦彦の科学的人生論』飯塚書店刊より

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◎ 起こることを予想して動く ◎

この世は「納得性」で成立している。「真実」とか「事実」、そして「希望」などは生活の中では見えない。自分の周りの人が「期限ギリギリでやる」という習慣がついていると、期限が近づかないとなかなか動いてくれない。期限に関係がなくても何か依頼すると、「いつまでですか?」と聞いてくるのが常だ。その時に、本当の期日を言うとギリギリにしか回答が来ない。そうかといって、一週間前の期限を言うと後でバレたら信用を失う。
「忙しいのに、何だあいつは!」と怒られてダメなのである。とかくこの世は住みにくい。
もう一つ困ったことは、ギリギリになった方が最新のデータが入るということだ。内閣改造が行われるときに、閣僚名簿が発表されるまでは記事が書けないが、発表されたら大急ぎで書く……ということと似ている。
周囲の人を納得させても、「時」の前後はどうにもならない。ギリギリに仕上げた方がよいものができる。原稿でも雑誌でも校了の日は徹夜と決まっているのだ。
ところが、20年も「期限前」を貰いていると、こんな物理的なことも打破できるようになってくる。まさに「継続は力なり」と言ってよいだろう。
期限前に完成しようとすると、決まっていないところがある。そしてそれが決まると全体が逆になる場合もある。だから、決まらないまで動けないではないかと思うがそうでもない。「期限前」という原則を守って生活をすると、決まっていないのに動けるようになる。つまり「起こってからではなく、起こることを予想して動く」という決定的な進歩があったのだ。
考えてみると一週間先のことも何も考えずに毎日を過ごすのが普通の人たちだ。「期限前」にこだわる前の私もそうだっただろう。
でも、期限前にやろうとすると、結局のところどうなるだろう?と考えないとダメだ。
予想だから間違う時には間違うが、すこしでも直前に修正しなくてもよいようにするのだから、だんだん予想の能力が研ぎ澄まされて来るのである。

『武田邦彦の科学的人生論』飯塚書店刊より R080923

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おてんとうさまの下で
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#牧正人史 #マシレ予測 #武田邦彦 ♯yymm77

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