ハノンは、ちょっと大変かもしれません

Uncategorized
PIANO PIECES
ハノンは、ちょっと大変かもしれません
── 歌いながら指を鍛えるピアノ曲35曲を公開しました


☝クリックするとサイトに飛びます

ピアノを続けられるかどうかは、案外、最初の練習で決まってしまうのではないかと思う。

音階を上がって、下りて、また上がって。指を動かすための練習は、たしかに必要なものだ。けれど、それだけが延々と続けば、子どもはもちろん、大人でも気持ちが萎えてくる。

「ピアノを習っていたけれど、途中でやめてしまった」

そう話す方は、決して少なくない。


「ハノンは大変かもしれない」

作曲家・三原あみが、自身のピアノ曲を集めたページを公開した。その出発点は、こういう言葉である。

ピアノを楽しんで弾くためには、指の筋肉の訓練が必要です。

けれど、そのために「ハノン」などの教本を用意して練習するのは、

ちょっと大変かもしれません。

ハノンは、ピアノを習った方なら誰もが知る運指の教本だ。効果は疑いようがない。ただ、あの無機質な音型を毎日繰り返すことに、どれだけの人が耐えられるだろうか。

私自身、ピアノは弾かない。それでも、この「ちょっと大変かもしれません」という一言には、思わず頷いてしまった。正論ではなく、実感から出た言葉だからだろう。


そこで考えたのが、歌いながら弾くこと
そこで私が考えたのは、短いフレーズの歌をうたいながら、

ポイントを重点的に練習するという方法です。

曲名を並べてみると、その意図がよく分かる。

カニカニ歩くよ

ブルブル冷たい冷蔵庫

もうすぐ焼けるよパンケーキ

子犬が吠えるよワンワンワン

どんぐりコロコロ

ヒラヒラちょうちょ

題名がそのまま歌になっている。口ずさみながら弾けるようにできている。

「カニカニ歩くよ」であれば、指は横に移動する。「ブルブル冷たい冷蔵庫」なら、細かく震えるような動きになるのだろう。言葉のリズムと指の動きが結びついているから、覚えるのではなく、身体が先に動く。

これは、音楽の理屈というより、教える現場から生まれた知恵ではないかと感じる。


番号順に、少しずつ難しくなる

三十五曲には、それぞれ番号が振られている。この番号は整理のためのものではない。運指の難易度の順序である。

No.1 おはようサン

No.2 カミナリきたぞ

No.4 虹

 ……

No.41 朝日がのぼるよ

No.1から順に進んでいけば、無理なく指が動くようになってゆく、という設計だ。

自分がいまどのあたりにいるのか。次は何を練習すればよいのか。番号があるだけで、それが分かる。独習する人にとって、これは意外に大きなことだと思う。


お子さんにピアノを習わせたい方へ

子どもがピアノを嫌いになる理由の多くは、「面白くない」ことにあるのではないだろうか。

歌いながら弾ける曲であれば、練習が遊びに近づく。題名を見て笑い、口ずさんでいるうちに指が動くようになる。ご家庭で一緒に歌ってあげることもできる。

動画はすべて公開されているので、まずは親子でご覧になってみてはいかがだろうか。


大人になってから、始めてみたい方へ

「この年齢から始めても」と思われる方にこそ、お勧めしたい。

一曲が短い。歌える。番号を追えばよい。この三つが揃っていれば、独りでも続けられる。教本を開いて途方に暮れることがない。

三原あみ自身、こう書いている。

私のピアノのレッスンでは、いつも皆さまに楽しく練習していただいています。

お子さんはもちろん、大人になってから始められた方にも。

年齢を限定していないところに、この方の姿勢が表れている。


楽譜について

動画を見て「弾いてみたい」と思われた方もあるだろう。楽譜については、個別に相談を受け付けているとのことである。

またピアノ教室を主宰されている方には、生徒さんに合わせた練習曲の作曲も承っているという。苦手な運指があれば、そこを重点的に鍛える一曲を、という話だ。


おわりに

技術を教えることと、続けたいと思わせることは、別のことである。

三十五曲を眺めていて感じたのは、この方が後者を大切にしてきたということだ。ハノンを否定しているのではない。ハノンに向かう前に、まず音楽を楽しんでほしい、ということなのだろうと直感している。

ピアノに触れてみたい方、お子さんに習わせたい方、そして教える立場の方。それぞれに得るものがあるページではないかと思う。

生かされて今を存在する/三原嘉明

#牧正人史 #マシレ予測 #三原あみ #ピアノ #ピアノ教室 #運指練習 #ハノン #ピアノ初心者 #大人のピアノ #こどものピアノ #作曲家

コメント

ハウスワークサービス多摩店をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む

タイトルとURLをコピーしました