◆ 温暖化は 地域によってまったく異なる ◆
環境問題は世界各国一律で考えられがちですが、そうではありません。温暖化という現象に関しても、地球上で同じように起こるわけではありません。北極・南極の気候やユーラシア大陸の気候、海洋性の日本の気候、そして赤道直下の気温では、温暖化の度合いが当然違います。また、それぞれの地域でも均一に温度が上がったり下がったりするということもありません。
余談ですが、データやグラフはあくまでも参考程度にとどめておく必要があります。本書で提示したものも同様です。
これらは特定の地域の温度変化だったり、平均値だったりしますので、そのことも考慮に入れ、具体的な対策などを考えていく必要があります。
―つのデータ、―つのグラフを見ただけで一喜一憂してはなりません。
日本でも、気温の変化は地域ごとに異なります。
例えば、2023年8月の最高気温が高かった地域は、新潟39.1℃、福島39.1℃、京都38.9℃でした。これに対して最高気温が低かった地域は、沖縄34℃、高知34.9℃、鹿児島34.9℃でした。
ここ数年の温暖化で、日本の場合は、夏は北のほうが高くなる傾向にあります。通常であれば、南に位置する沖縄や九州、四国が最高気温となるはずですが、近年は北に位置する北海道や東北、北陸のほうが最高気温を出すようになったのです。
これまでの常識とは違うので不安を感じるかもしれませんが、この変化は南北に長く伸びた日本列島では良いことかもしれません。実際に、北海道や東北の岩手は、この温暖化の影響を受けて非常に住みやすくなっています。県ごとに満足度の調査がありますが、近年、北海道や東北に住んでいる方たちの満足度は高いものになっています。
気候の変動は、常に良い面と悪い面があります。不安だけを煽るのではなく、メリットも提示し、柔軟に対応していかなければならないのです。
「多様性」のまやかし グローバリズムの危険性と持続性喪失の原理 武田邦彦 啓文社書房 令和6年刊より
R080628
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【無料】牧正人史式 姓名科学 解析システム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
#牧正人史 #マシレ予測 #武田邦彦 #多様性のまやかし

