◆「人間が自然の恩恵を受けていることを知らない恩知らず」なCO2排出抑制論者 ◆ 『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より

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◆「人間が自然の恩恵を受けていることを知らない恩知らず」なCO2排出抑制論者 ◆

稲の特徴は人間にとって、極めてありがたいものです。稲は自分が光合成してつくった炭素の約半分を人間に提供します。
植物の多くは、幹をつくり、葉を茂らせ、実をつけるために二酸化炭素を吸収して育ちます。そして、そのうち枯れてしまいます。
ところが稲は、育ち、米粒をつくり、そして人間のために稲穂を残して枯れます。
生物は自分だけが生きていくことを基本としますが、稲は人間との共存関係にあって、生きているうちに働いて二酸化炭素を炭素にした約半分を人間に残して死ぬのです。
人間にとってこれほど「恩」を感じるべき生物はいないでしょう。稲が食べる二酸化炭素を「少し気温が上がる」というだけでまるで悪者のように言う人は、「自然との関係を重視せず、人間の利得だけを見ている」、あるいは「人間が自然の恩恵を受けていることを知らない恩知らず」であることは間違いないでしょう。

『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より R080604

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