ここでは、二人の“相性” とはどういうもので、どのようにしてつくられるのかをお話しします。
人には、愛の炎を燃やす心と、相手にそれを向けていく愛の行動という、二つの面があります。
「愛の心」、これは第1章でお話しした「内面性格」です。
「愛の行動」、これは第2章でお話しした「対人性格」です。
あなたの愛の心は相手からあなたに向けられてくる愛の行動をうけとめています。あなたの愛の行動は相手の愛の心でうけとめられます。
このように、あなたと相手の愛は、二つの手で結びつけられているのです。つまり、
□あなたの内面性格⇔相手の対人性格
□あなたの対人性格⇔相手の内面性格
という二つの手です。

この二本の手の“相性”がぴったりであれば、お二人の愛はすばらしい結びつきになりますが、二本の手とも反発しているのでは愛は不毛に終ります。
また、一本の手がうまく結びついていなくても、もう一本の手が結びついていれば、それを大事にすることで十分愛を育てていくことができます。
お二人の相性は、この二本の手がどのような関係にあるのかをみることで判断できるのです。
ところで、愛の心(内面性格)には、S1からS5とK1からK5という10のタイプがありました。また、愛の行動(対人性格)にも、同じく10のタイブがありました。
愛の心(内面性格)のタイプと、愛の行動(対人性格)のタイプは、内容はちがいますが、共通する性質をもっていました。
そのため、愛の心(内面性格)のS1タイプ⇔愛の行動(対人性格)のS1タイプは、相性がいいのです。
また、SタイプとKタイプでは、陽と陰という反対の性質をもっていました。つまり、愛の心(内面性格)の
S1タイプ⇔愛の行動(対人性格)のK1タイプは、反発しあう相性、いわゆる相性がわるいのです。
それを、もういちどまとめますと次のようになります。
▼よい相性の組合せ
S1―S1
S2―S2
S3―S3
S4―S4
S5―S5
K1―K1
K2―K2
K3―K3
K4―K4
K5―K5
▼反発し合う組合せ
S1×K1
S2×K 2
S3×K 3
S4×K 4
S5×K 5
K1×S1
K2×S 2
K3×S 3
K4×S 4
K5×S 5
例をあげてみましょう。
あなたが、S1という愛の心(内面性格)とK3という愛の行動(対人性格)をもっているとします。
また、相手がS3という愛の心(内面性格)とS2という愛の行動(対人性格)をもっているとします。
このときの相性はどうなるでしょうか。
まず、あなたの愛の心(内面性格)へは、相手の愛の行動(対人性格)がとびこんできますので、
これは、S2―S2という“手”になります。
S2という同じ記号で結ばれているので、相性はよいという結果です。
次に、あなたの愛の行動(対人性格)は、相手の愛の心(内面性格)へとぴこんでいきますので、こちらは、K3×S3という“手”になり、相性はまったく反発しあうことになります。


この両者を総合したものが、お二人の相性クイプで、この場合は、結びつきは強いが、反発する力も同じくらいある、仲よくなったりケンカしたりをくり返すということがわかるわけです。
こういった相性関係を図解しますと(上図)のようになりますが、実際はそれぞれの人がもっている内面性格タイプと対人性格タイプは、二~四つずつありますので、もっと複雑になります。
また、それぞれの性格タイプの末尾の“強さ”をあらわす数字も重要な相性判定材料ですが、詳しくは次でお話しします。
『結婚姓名占術』牧正人史著、青春出版社刊(昭和56年)