黒沢久雄さんは、林寛子さんと結婚したことで、相性がグッとよくなったと申し上げましたが、これは、どういうことでしょうか。
世の中には、アツアツのカップルが結婚したとたんに仲がわるくなり離婚、という話があります。理由は、きまって「性格の不一致」です。
しかし、「性格の不一致」なら、どうして結婚したのでしょうか。結婚前は 、「性格は一致」していたはずなのです。
これは、結婚前と結婚後で、性格の一致のしかたが異なってしまったことを意味しています。こういうことがあるのでしょうか。あるのです。ほとんどのカップルに、変化があります。
じつは、これも姓名運の神秘の力なのです。
結婚すると一般に便宜上、女性は「姓」を男性のもつ「姓」にかえるのがふつうです。そのため、女性の姓名による愛情運が変化し、夫との相性も変わってしまうのです。
俳優の岸田今日子(きしだようこ)さんは、同じく俳優の仲谷昇(なかやのぼる)さんと長い結婚生活の末、離婚しました。
結婚前のお二人は、「強愛弱憎タイプ」という相性でした。おたがいにひきあうところと反発しあうところの両面をもつ相性タイブですが、ひきあう力のほうがはるかに大きいために結婚へ発展していったのです。
ところが、岸田今日子さんが仲谷昇さんの籍にはいり、姓名が変わると、二人の相性は「準常時衝突タイプ」という、きわめてわるい相性になってしまったのです。
結婚生活は長かったのですが、辛い毎日だったと想像できます。
結局、耐えきれず離婚ということになったのは、姓名運の神秘的な力にしたがわされていた、というほかありません。
もちろん、結婚すれば必ず相性がわるくなるわけではありません。わるかった相性がすばらしくよくなるカップルも多いのです。
恋愛が結婚に発展するカップルは、相性がよいために恋愛することが多く、それだけに結婚後の相性が心配です。
また、お見合いから恋愛感情がわかないまま結婚したのに、結婚後たいへんうまくいくようになったというケースもあります。

そこで、よりよい結婚をするためには、恋愛中の相性のみならず、ぜひ、結婚後の相性もあわせて調べておくことをおすすめします。
『結婚姓名占術』牧正人史著、青春出版社刊(昭和56年)