一般的な健康問題を考えるときには、まえに述べた吉方・凶方の考えがそのまま適用されます,医者にかかるにも、吉方の医者を選べば回復も早いのですし、また散歩にしても吉方を選べば、目に見えて健康が増進します。ことにこの吉方の散歩は、毎日目標がかわりますから、気分転換にも役に立ちます。

五黄の人は病気には割合に鈍感な傾向があり、また自己療法や民間療法にたよりたがる傾向が、ほかの星生まれの人にくらべてはるかに強いのです。かならずしも、それが悪いとは言えませんが、そのかわり、かなり重くなるまで病気をほったらかしておいて、あとでたいへん苦労することもないではありませんから 気をつけてください。

消化器系統の病気に悩んでいる人は、二黒の星のいる方角の医者に相談してみてください。胃弱のような症状なら、毎朝この吉方に向かって散歩するだけでも、すぐに効果があらわれます。歯の治掠にも、こちらの吉方を使えば、技術のしっかりした先生にぶつかって、痛みもかるくすむでしょう。

神経系統、耳鼻咽喉科の病気などには、八白の星のいる方角を活用してください。急を要しない病気で、近くにそういう専門医が一軒しかいないような場合は、その医者の方角が吉方になる日を選んでかかりはじめるという手もあるのです。もちろん、病気によっては一分一秒を争って治療なり手術なりしなければならない場合もあります。そんなときは話はべつです。

下半身の病気や、若さからくる乱暴の結果起こった病気や怪我には、六白の星のいる方角を使うのが効きめがあります。女性の場合や子どもの病気にも、この吉方は妓善です。

呼吸器系統の病気には七赤の星のいる方角がおおいにブラスです。毎日この吉方に散歩するだけでも、風邪をひきにくくなることはまちがいありません。

 

◎出典 「改定方位学入門」高木彬光著 カッパブックス及びブログ作者の収集データーによる◎