四緑の星のいる方角からあらわれる女性は、美人でしかも頭がよく、性格もすなおではきはきしています。竹を割ったようなという言業がそのまま当てはまるようなところがあるでしょう。ことに、この女性の特長は福運が身についていることなのです。おそらく、体もグラマータイプで、 顔も丸顔でしょうが、人相学的にもこういう女性はだいたい福相とされていますし、ことにあなたの場合には、自分にないものを横たしてくれる相手なのです。

ほかの星生まれの人ももちろんですが、とくに三碧の男性は、口やかましい女性や、不平愚痴の多い女性とはぴったりゆきません。自分の能力を十分に発揮できないだけではなく、たえず足をひっばられて、マイナスの面が強くあらわれてくるのです。あげくの果ては、離婚という最悪の事態に直面することも少なくないのですが、この吉方からあらわれた女性と結婚した場合には、そういう心配はまずぜったいにありません。

男女ともに、この吉方からあらわれた相手と結婚した場合には、子どもは少ないけれども健康ないい子が生まれます。とくに男の子どもに、たいへんに頭のいい子ができるでしょう。

九紫の星のいる方角からあらわれる男性は、美男子で、しかもたいへんなやり手です。めぐりあったあとの求愛のしかたもかなり積極的です。少し変人の気味があり、毒舌家の傾向があるかもしれませんが、そのぐらいはこの人の才能から考えれば、微々たる欠点だと言えるでしょう。

一見ちょっとえらすぎて、近よりにくいようにも見えますが、いったん内懐にはいってしまうと、案外やさしく純情で、しかも激しい情熱の持ち主なのですから、結婚の相手としては言うところはありません。

九紫の星のいる方角からあらわれる女性は、美人でしかも頭のいい才女です。もしもあなたが芸術面で生きる人なら、仕事のうえにも、たえず役に立ついいアドバイスをしてくれるでしょう。ほんのちょっとし た一言で、あなたは今まで見のがしていた面に気がつき、はっとするようなことも少なくないでしょう。

この特長は、結婚してから後はいよいよ強くなってきます。時には喧嘩もあるでしょうが、 決定的な場面まで行くことはぜったいになく、かえってそのたびに新鮮な愛情が生まれてくるでしょう。とにかく、あなたの仕事の面での勢いは、この女性と結婚したときにはぐんぐん強くなってきます。

男女ともに、この吉方からあらわれた相手と結婚した場合には、子どもの数は少なくとも、女の子にたいへんな美人が生まれます。

 

◎出典 「改定方位学入門」高木彬光著 カッパブックス及びブログ作者の収集データーによる◎