連載:至誠の覚醒 第4話「兼田先生」
兼田敏恵先生は、音楽の教師だった。同時に、私のクラスの担任だった。
クラスには、番長の子分と思われる不良が二人いた。彼らは授業をボイコットした。先生に面と向かって意地悪をした。3000人を超えるマンモス校の、14も15もあるクラスの一つで、そういうことが静かに続いていた。
兼田先生は気丈だった。
乱れても、崩れなかった。二人を、まともな道へ導こうとし続けた。
私は何もしなかった。正確には、何もできなかった。ただ、先生の側に、少しだけ気持ちを傾けていた。それだけだった。
後になって知ったことがある。兼田先生には、体育の若い男性教師との恋愛があった。二人はその後、結婚した。気丈に立っていた先生に、そういう時間が流れていたのだと、ずっと後になって思った。
(つづく)R090313

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