高市政権の地滑り的勝利と、背後に忍び寄る「静かなる危機」本日のニッポンジャーナルから

総選挙における高市政権の圧倒的な勝利。保守を願う多くの日本人にとって、それは一つの希望の光となりました。しかし、政治評論家の江崎道朗先生は、その祝杯の裏で、極めて深刻な「二つの爆弾」が仕掛けられていることに警鐘を鳴らしています。

1. 秘書という名の「確信犯」が自民党を侵食する

今回の選挙で、リベラル政党は議席を1/3にまで激減させました。これ自体は民意の反映ですが、問題はその「後」です。

落選した120人以上のリベラル議員の事務所には、長年永田町で培ったノウハウを持つ秘書たちが大勢いました。職を失った彼らの多くが、今、大量に議席を増やした自民党の新人議員の元へと流れ込んでいるというのです。

江崎先生が危惧するのは、その中に混じる**「意図的な攪乱者(確信犯)」**の存在です。

スキャンダルの捏造とリーク: 内部情報を週刊誌に売り渡す。

意図的な不祥事の誘発: パーティー券の不記載をわざと仕掛けるなど、内側から政権を切り崩す工作。

新人議員の教育機能(派閥)が解体された今、この「情報の横流し」をチェックする機能が著しく低下しています。

2. 「家畜」ではなく「人間」を育てる政治へ

もう一つの問題は、新人議員たちの「自覚」の欠如です。 派閥という名の「寺子屋」が消えたことで、議員としての振る舞い、すなわち「お作法」を教える場が失われました。高級車に乗り回し、銀座で豪遊し、役人にパワハラを働く……。こうした「思い上がり」が、政権の足を引っ張るスキャンダルへと直結します。

江崎先生はこう説きます。 「人間は仕事のために食べるのではない。食べるために仕事をするのだ」

社員や部下を「仕事だけをする家畜」として扱う組織は、いずれリベンジ(復讐)を招きます。政治も同様です。国民や役人を大切にしない政治家、そして内部の人間を大切にしない組織に、真の「絶対的秩序」は宿りません。

結び:低空飛行の「安全運転」こそが今、必要な道理

高市政権は、勝ったからといって驕(おご)ることは許されません。 江崎先生のアドバイスは明確です。 「当面は低空飛行の安全運転で、党内の引き締めと徹底した教育を行うべきである」

表面的な勝利に酔いしれるのではなく、内部に潜む「敵」と「未熟さ」を直視し、憲法改正などの大きな目標に向けて、地道に土台を固めること。これこそが、「偉大なる秩序」へ至る道ではないでしょうか。

私たちは、高市政権が「仏を作って魂を入れる」ことができるのか、その内なる闘いを見守り続ける必要があります。