さて、それではSの性格タイプ五つと、Kの性格タイプ五つの合計10の内面性格クイプについてお話しすることにします。

S1の内面性格 開拓者の心
異性に対する関心が強く、好みの異性があらわれると大きな恋心を抱きやすい。その異性との夢のような愛情生活をいろいろと考える情熱的な愛を求めている。
◆説明◆ 職場や学校で好みのタイプの異性があらわれると大きな関心をもち、その人のすべてを知りたい気持ちにとらわれます。
その想いは、ときによって大きな片思いとなり、相手を自分勝手に理想化してしまうこともあるので要注意です。
恋愛関係になってからは、なにもかも忘れて相手との将来の夢のある生活を情熱的に考え続けることが多いタイプです。
S2の内面性格 先手必勝の心
少々、高嶺の花であっても、この人ときめると熱をあげて、なんとか交際したいというチャンスをねらう。
◆説明◆ いちどでも言葉を交わした相手なら、瞬間的にどういう性格の持主かを感じとることができます。また、相手の行動や生活ぶりから、こういう人が私にふさわしいと考えると、自分との身分のちがいも考えず、なんとか愛情関係をもちたいと思いつめます。そのために、どんなチャンスものがすまいという強い気持ちがおこるのです。相手の心がすぐわかるので楽しい恋愛関係がうまくいくタイプです。
S3の内面性格 激情の心
惚れた相手を夜も眠れないほど思いつめて、相手のこと以外なにもわからなくなり激しい愛を心の中に煮えたぎらせる。相手をどうしても自分のものにしたいと強く思う。
◆説明◆ あばたもえくぽ、という言葉がありますが、ひとたび惚れこむとたいへん激しい恋情を燃えあがらせます。
相手に、どんな欠点があろうと、そんなものはひとつもみえなくなって、ただ、ひたすら相手にむしゃぶりついていきたい思いにかられてしまうのです。
相手が老人であろうと既婚者であろうと外国人であろうと、その激情を止めることはできないのです。
いつしか、その恋が実らなくなっても、よい思い出として大切にしていくタイプです。
S4の内面性格 献身の心
苦労してきた人、辛い立場にある人にあうと同情を寄せ、それが愛になっていく。相手の外見には気をとめず、ただひたすらその人のために尽してあげたいと思いこむ。
◆説明◆ 気の毒な人にあうと大きな同情を寄せ、辛い苦労をのりこえてきたことに感服して、それが恋心にかわっていることに気づきます。
この人を助けてあげられるのは自分しかいないと思いつめますが、それがいっぽう的なひとりよがりのこともあるのです。
相手の外見には少しも気をとめず、ひたすら捧げる愛の気持ちです。
S5の内面性格 世話型の心
好きになった相手のために何をしたらよいかを考え、自分のできることをあれもこれもと世話をやきたくなる。恋愛関係になってからは相手の気持ち立場を尊ぶ。
◆説明◆ 異性に想いを寄せると、その人のために何をしてあげられるかを真剣に考えます。あれをしてあげれば喜ばれるだろう、こうもしてあげたいと、ともかくあれこれと世話をやいてあげたくて仕方ないのです。
相手が気落ちしているときには励ましのことばをかけたくなり、なにかに成功したとぎは心からほめてあげたくなります。

K1の内面性格 他人利用の心
いろいろな異性と交際していても、どの異性がペストかをまず考えてなかなか相手に心を許さない。相手がきまると、他人をうまく利用して愛を結実させようとする。
◆説明◆ 八方美人的なところがある人です。いろいろな異性をジッとみていて、すぐには熱中しないのです。どこかに、よりよい異性はいないものかと、あちこちと気をくばってながめ、ひとりひとりについて採点しているようなところがあります。求愛されてもなかなか結論がでず、時間がかかります。相手がきまると、まず、だれの助けを借りてうまくまとめたらいいかを考えるのです。
K2の内面性格 頑固一徹の心
異性から強く求愛されても簡単には反応せず、ジックリと相手の将来性などを判断していく。しかし、ひとたび決断がつくと強くねばりのある信頼と愛を抱き続けていく。
◆説明◆ 他人からみると反応が鈍いようにみえますが、実は、慎重に相手を観察し、将来性などを分析しているのです。そうして得た結論はガンコなほど変更しないのです。時問はかかっても、この人ときめると、たとえ裏切られ、だまされても一途にその人を信頼し、愛する心を抱き続けます。執落心と意固地さが強すぎるので嫌われることもあります。
K3の内面性格 神経質の心
相手の細かいところにこだわって、心が揺れ動き、愛が遂げられないとすぐクヨクヨする弱さがあるが、それがかえってきめ細かさをつくつている。
◆説明◆ 神経質で細心な心の持主です。とてもきちょうめんなところがあって、相手のちょっとした欠点にこだわります。
自信をもって、この人、と心をきめられず悩むことが多いのです。相手から何か言われると、それが気になって悲しくなることも多いのです。
しかし、こういう心は、どこか女性らしさがあります。たくましさはないのですがきめ細かな心の持主といえるでしょう。
K4の内面性格 自分本位の心
地に足のついた強い心をもつ。恋や愛に夢をもつことは嫌いだが、ひとたび惚れると、命を賭けてでも自信をもって愛する人とともにすすもうとする。
◆説明◆ 強い心の持主で、男性的な心です。
ムードあふれる理想を夢みることは好きではなく、自分の強い人生観と一致する人にであって、はじめて、この人だという確信をもちます。
色気には欠けるのですが、ひとたび惚れこむと、この人はまちがいのない人だ、絶対について行くのだと奮い立つのです。そして、命を賭けても、相手との愛を結実させたいと強く想いこんでいきます。
K5の内面性格 孤独独断の心
魅力を感じた人には人をおしのけても接近したいと思う。そのために、どういう方法を使うか考えている。他人の愛人でも横どりしたいと考えることも多い。
◆説明◆ 特殊な才能や技術のある人に魅力を惑じ、ひとたび惚れこむと、ライバルに対して野性的なまでのたくましい競争心を抱きます。
スキあらば、その異性を自分のものにしたいという気持ちが強く、惚れたとなると、他人の愛人であろうと既婚者であろうと、どうやって自分のものにするか、あれこれ思いをめぐらせることに熱中するのです。
とても孤独な性格ですが、シッカリした性格なので淋しさを味わうことは少ないのです。
『結婚姓名占術』牧正人史著、青春出版社刊(昭和56年)