

仕事の状態を調べるのは○R○W(環境性)と○S○U(処理感情)の組合せグラフを用います。
私の後輩、今居芳夫君が社内試験に合格し、海外留学が認められた時のことです。
23歳である大手の商事会社に勤めて1年経った頃、翌年に控えた社内試験に頭を悩ませていました。その試験は、社内エリートへの登竜門で30人に一人という狭き門でした。
私は草々グラフを調べてみました。25歳には環境性も処理感情も上位に上昇しているのを見て、必ず合格するかが頑張るようにと励ましました。半信半疑だったようですが、希望を持ったのでしょう。真剣に受験勉強に取り組み、翌年見事、狭き門を通過しました。
今居君のグラフ図12を見てみましょう。大学入試の後は、豊かでない家計を助けるために、アルバイトの連続で23歳の卒業まで、やっとこぎつけたということです。22歳、つまり卒業の前年の入社試験には一般試験の前にコネもないのに現在の商事会社に行き、直接重役室に乗りこんで頼みこんだという押しの強さがあります。
このグラフでも、実線棒(処理感情)は底をついて大巾な上昇に転じています。翌年の23歳には、点線棒の環境性が底をついて、新しい環境への転換を意味しています。また、実線棒も、ぐんとピッチをあげて上昇態勢へと伸びています。相談の時期は満24歳の中頃にあたりますが、実線棒は入社以来の一服状態にあります。
ところが、点線棒は、25歳にかけて一段と飛躍力を示しています。
これだけの好転環境は、相当の発展性を意味します。したがって、私は今居君に、「合格おめでとう」と予測したのです。25歳には、実線棒の処理感惜は猛烈なハッスルを示しています。
おそらく天下は自分のためにあるぐらいの意欲をもっているでしょう。
あなたのグラフはどうですか。点線棒や実線棒が上位にあっても、それが上昇に向かっているのか、下降し始めているのかを見きわめて下さい。
また、点線棒が上昇にあり、実線棒が下降にあるとき(逆の場合もあります)は、実線棒が上昇に転ずるときが、飛躍のチャンスといえます。
『姓名(なまえ)』牧正人史著 青春出版社 昭和47年刊による