同じ姓でも 一人は大臣 、一人は乞食
“人の一生はあざなえる纏のごとし”
という諺があります。これは、一生は沢山の藁で綯った縄のように複雑だ、という意味です。毎日、毎月、毎年の歩みの中からいろいろな要素が加味されていくのです。このように複雑な人生をもった多くの人間を、一まとめにして考える訳にはいきません。
例えば、あなたは「同姓同名の人ならば、全く同じ人生を歩むはずなのに、一人は大臣にもなるのに、一人は乞食になっていたりするのはおかしい」という疑問を、当然ながらもたれるでしょう。この疑問に明確な答えを出した姓名学は、今まで一つもありません。
この謎を解くのが、この章で説明する、人と人との相性の問題であり、人と会社(組織)との相性の問題なのです。
人はみな生をうけて以来、まず自分で選べない両親と兄弟に囲まれて育ちます。
まず、この両親と兄弟との相性の良し悪しで、あなたの人生は基本的に変ってくるのです。次に、学校に通うようになって、先生や友人と接するようになりますが、これもまた、相性によって、精神的に変った刺激と考え方を抱くようになります。
さらに、社会に出れば就職します。さて、この会社と相性が良いかどうかは、あなたの一生に大きな影響を与えないではおきません。
また社内において、上司、同僚、部下との相性の良し悪しによって、あなたの職業功績も大きく左右されることになります。
次は、幸せな家庭を築くには、良い相性の伴侶を得られなければ達成できません。浮気、別居、離婚などの家庭不和も、この相性を調べれば、すぐに判ります。
最後は、親子の相性によって老後の生活も当然大きく影響を受けます。親子の相性が悪ければ、人生の最終段階に悲しい日々を送ることになります。
あらゆる生活面に深いつながりをもつ相性度を決めるのは、名まえの画数です。そしてこの画数には、次のような作用があります。
“人生グラフ”のグラフ線が上昇する画数は、その画数と相性にある周囲の人々や、組織に吸い寄せられて、幸運をもたらす作用をもっています。また、グラフ線が下降する画数は、その画数と反相性にある周囲の人々や組織に吸い寄せられて悪い結果をもたらす作用をもっています。
この作用のために、数千万の人々が、みな異なる宿命(波動リズムをもつ人生グラフ)のレールを進んでいるにも拘わらず、一人一人が決められた盛時には必ず盛時を招き、衰時には必ず衰時を招くのです。
例えば、飛行機事故も、衰時に向かう飛行機に、やはり同じく衰時に向かうパイロットとスチュアーデスが乗り組み、さらに同じ事故時間に衰時をきたす乗客が集まってきます。運の良い人は、キャンセルして連の悪い人と交代します。こうして大衰時集団となって惨事を招くのです。会社の倒産の場合も同じく、良い運に向かう人は良い運にある会社に転職していき、悪い運にある社員だけが残り、会社の倒産と同じ時期に大衰時を招く社員の大衰時集団となって会社の倒産を招くのです。
この恐るべき事実は、多くの統計で証明されるところです。
このような“磁気作用”のために、同姓同名で同じボイントに同じ画数をもつ人でも、その周囲に存在する人々や、組織体との吸引度や反発度によって、その結果(成果)は全く異ってきます。確かに同じ画数ですから同じ時期に同じ吸引作用や反発作用を起こします。しかし、その周囲(その人の環境内)に該当するものがない時には次に良いものを選びますから効率は悪くなります。
例えば、同じ植木鉢でも、日陰におくのと日向におくのとでは、成長や花の咲きかげんが違ってくるのと似ています。
まして人間は、意志と行動力をもっています。盛運の時期は、あなたの使命活動期なのですから、自信をもって最善の環境に積極的に進みましょう。また逆に、衰運の時期は、あなたの使命活動が終りのまとめを必要としている時期ですから、心して慎重に行動することが大事です。
あなたは、これらすべての相性を具体的数値計算によって知り、あなたの周囲の人々の相性度を調べることができます。
それによって、多くの実証例として目のあたりに名まえのもつ底知れない神秘的な魔力に恐ろしくなるでしょう。
恐ろしいけれども知ってよかったと必ずや考えるでしょう。
これであなたは 、あなたに与えられた運(もっている画数)をフルに活用して最善の相性関係を探して縁を結ぶことができますから、次々に好循環を招いて末広がりの人生を築いてゆくことができるでしょう。
『姓名(なまえ)』牧正人史著 青春出版社 昭和47年刊による