平安のときです。私たちが、やるだけのことはやったと思えるかどうかは別として、アクテイヴな働きかけはもはや有効ではありません。それは、状況を見守る年です。次のこの周期の年は2000年。この年が、地球が長い眠りにつく年にならないことを祈るばかりですが、もしもそうなるのであれば、それをも見守っているべきでしょう。たとえ 地球が自殺の道をたどるとしても、それをなげき悲しむ魂ではなく、歌い踊る魂でありたいと思います。
とはいえ、もう何世紀ものあいだ語られてきた、「光明の2000年」―――人類が目覚め、花開くとき―――をこの目で確かめたくはありませんか? というよりも、私たちひとりひとりがこの世紀のひと区切りに対してもう少し意識的になるべきではないでしょうか?
たとえばその時までに、いっさいの核兵器を失くすとか、森林の伐採はストップさせるとか、もっとはっきりしたヴィジョンを持つべきです。そこではじめて私たちは本当の〈生〉を見出せるでしょう。
『100年数秘の本』DASO著 (ヴオーグ社刊)より