過敏なまでにするどい直観力は、この眠りこけた社会に対するいら立ちや、怒りをひき起こします。そこで神経症的に世紀末論を論じることもできれぱ、今こそ何をすべきなのかを積極的にアプローチする自発性のほうにエネルギィをむけることもできます。
何よりもまず、あなたの直観、あなたの洞察と理解が正しく作用するように、喧騒の都会を離れ、自然の中に移り住むことから始めましょう。というのもそれは、小烏のさえずりが止む一瞬の静寂の中、波が引いていくひとときの静けさの中でやってくるからです。
そしてこの矢は、あなたが、あらゆることに対してOKと言ったときにこそ、あなたに必要な方向をダイレクトに示します。
発想の転換が必要です。混沌とした社会の中で、焦燥感とともに生きていくのか、全部の夢をいったん手放して空っぼになったときに、果たして自分にできることは何なのかをはっきり見定めるのか、どちらがいったい近道なのでしょう?

『100年数秘の本』DASO著 (ヴオーグ社刊)より