2020-08

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虚空

「人生は虚空を遍歴するに似たり」とわたしは考える。「空」でも「虚空」でも同じように思われるが、われわれの受ける印象は「空」においてうすく、「虚空」において強烈である。われわれにとっては「虚空」のほうがはるかに身につまされるのである。それゆえ...
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玄奘

この「般若心経」は簡潔で、しかも、人生を深いところでとらえているので、中国に渡来してから多くの中国人の心をとらえた。そのため、実にしばしば漢訳された。今日残っているのは七種類であるが、実はもっとたくさん漢訳されていたようである。一番古いもの...
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小仏教史

仏陀は紀元前三八三年に亡くなった。仏陀が生きていられたころの仏教は「原始仏教」と呼ばれている。それが、仏陀の死後は「部派仏教」と呼ばれるようになる。なぜなら、仏陀の死後、仏教教団は二十いくつかの部派に分裂したからである。分裂した理由には必然...
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仏教への門

いったい古人もしばしばいっているように、仏教への門は、所詮「信」であります。信ずる心です。しかも信とは、愛し敬うこころです。仏教を愛し、敬い、これを信ずる心がなくては、とうてい、仏教をほんとうに知ることはできないのです。合掌する心持、南無す...
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自覚、覚他、覚行円満

よく考えるか、悪く考えるか、シッカリよく考えるか、よい加減に考えるか、はともなく、人間である以上、それはなにか、それはどういうわけで、それはどうして、などと考えることはむしろ当然です。ではいったいこの般若の四句の呪文は、どんな意味をもった言...