一般的な健康問題を考えるときには、まえに述べた吉方・凶方の考えがそのまま適用されます。

四緑生まれの人は、ふだんは丈夫なのですが、いったん病気にかかると、ほかの星生まれの人よりなおりが遅く、しかも大病になる鋲向が強いのです。また、医者がちょっと判断に苦しむような難病・奇病にとりつかれることも少なくありません。そういう意味で、この星生まれの人は、自分の健康管理にはとくに気をつけてください。

ことに中年以上の人は、三碧の星のいる方角の医者と親しくしておいてください。この方角に向かって行動すると、肝臓、腎臓などがめだってよくなってきます。心認や血圧などにも効きめがあります。また、耳鼻咽喉科や眼科の病気、それから歯の治療には、九紫の星のいる方角の医者が最善です。ノイローゼのときには、こちらの方角に向かって、毎日十分ぐらい散歩するだけでも、半年もすれば効果があらわれます。

胃腸や呼吸器、下半身の病気には、一白の星のいる方角が最善です。セックスの病気も、この方角の医者にかかればすぐによくなります。とくに四緑の人は、この種類の病氣で、凶方の医者にかからないように注慈してください。なおりが悪く、全快したようなつもりでいても、完全なところまでいっていないために再発したり、潜伏してしまって、あとでまた妙な形で爆発するような可能性が多いのです。

子どもの健康増進にも、こちらの方角がひじょうにいい慟きをしてくれます。ですから幼稚園を選ぶようなときには、こちらの方角であれば最善です。 もちろん、このときは年の九星盤を使ってください。

 

◎出典 「改定方位学入門」高木彬光著 カッパブックス及びブログ作者の収集データーによる◎