◎ やりたくないものはやらない方がいい ◎
私たちが日常的に錯覚していることと違うので、もう一度説明しよう。
何かをやり始めると疲れる。でも同じ事をしても疲れは同じではない。やりたくないことをするとすぐ疲れるが、やりたいことならいよいよ体力的に疲れてくる直前まで疲れない。なぜなら「疲れ」は「疲れている」ということではなく、体の方が送ってくる「やりたくないものはやらない方がいいですよ」というシグナルだからである。
不味いものは食べない方がよい。臭いものは警戒した方がよい。それは人間の「味覚」や「嗅覚」というものが危ない食べ物から自分を守るためにあるからである。それと同じように「疲労感」というのは「やりたくないものには身体を使いたくない」というシグナルなのである。
お母さんはどんなに朝早く起きても、お弁当を作っても、自分が座らなくても疲れない。
それは目の前の子供が楽しそうにキョロキョロしているからである。さらに言えば、人間というものは自分のためにやることは疲れる。人のためなら疲れない。
『武田邦彦の科学的人生論』飯塚書店刊より R080926

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おてんとうさまの下で
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