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ブログ更新しました / ◆ 危機感を煽るテレビ報道 ◆「多様性」のまやかし グローバリズムの危険性と持続性喪失の原理 武田邦彦 啓文社書房:

◆ 社会に「不信感」が蔓延する理由 ◆

20世紀の終わりから、薬や農薬といったものに対する社会の不信感が、増大したことがあります。
当時、社会的に活動していた主婦連(主婦連合会)が、「石鹸は大丈夫だけれど、洗剤は環境を汚染する」という大々的なキャンペーンを始めたことがあります。
もちろんこういった問題は、現境に対して被害を受ける人と、洗剤を製造しているメーカーなど、立場によって見解が違うため、かなり慎重に行わなければなりません。
私が関連の論文を読んだところでは、「洗剤は環境汚染にはあまり大きな影響はない。
ただし石鹸は固形なので使う量は少ないが、洗剤は粉末で提供されるために過剰に入れる人もいる。その点では、石鹸より洗剤のほうが影響があるかもしれない」ということがわかりました。
私がこのことを発表したところ、主婦連などから激しい攻撃を受けました。
結局は、洗剤の改善があり、また国民の理解もあって使用する量も減りました。結果として、現在は洗剤が環境を激しく汚染するということは違うということが明らかになっていますが、このような結果が出るまでに数十年の年月がかかっています。
そして、20世紀の終わりにさらに大きな問題になったのが、農薬に対する不信感です。
これは作物を育てるときの農薬や、収穫後の腐敗や防虫効果のある薬剤に対しての強い不信感であり、これは現在でも続いています。
有名な女流作家が、農薬が数種類重なると、被害が拡大するという内容の小説をある新聞に連載で掲載したことで、それが大きな社会問題になりました。これは小説ですから、もちろん具体的なデータは記載されていません。
この問題に対しても私は慎重に調べました。
日本は農薬をよく使うので危ないと言われています。しかし、各国の農薬の状態を調べてみると、農薬の使用量が多い国と少ない国を比較しても、農薬の使用量と平均寿命、疾病の状態にはほとんど差は認められませんでした。逆に農薬の使用量が多い国のほうが平均寿命が長いという結果が得られたのです。
このことを私が公表すると、「意外だ」「おかしい」という反論が多数きました。

「多様性」のまやかし グローバリズムの危険性と持続性喪失の原理 武田邦彦 啓文社書房 令和6年刊より
R080704


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