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◆ 「自然」への感謝 ◆『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より

◆ 「自然」への感謝 ◆

人間の脳は、誠にさまざまな部分からできています。
自覚できる知的な活動をつかさどる部分として、大脳皮質と前頭葉があります。人類の発生は700万年ほど前と言われており、アウストラロピテクスがアフリカ大陸で二足歩行を始めてから、手を使うことで大脳皮質が大きくなり始め、現代の私たちが持つような脳へと進化していくことになります。
人間としての「意識」がどの時期に宿ったのかということについては科学的には分析がまだ不十分ですが、大脳皮質が本能を抑制することができるようになったのは200万年前のことです。脳の情報が本能を上まわり、本来であれば反本能的である火の使用を開始し、また、性欲の減退ということも始まりました。その後、20万年くら
い前から現代の私たちに近い感情が生まれたとも言われています。
新人と言われ、4万年くらい前まで存在したとされているネアンデルタール人は、私たちホモ・サピエンスよりも脳が大きかったと言います。ネアンデルタール人はホモ・サピエンスとはかなり近い関係にあり、一部では交配して、遺伝子が今に受け継がれているようです。分類で言えば、ネアンデルタール人はホモ・エレクトス、私た
ちはホモ・サピエンスですが、親戚と言ってもいいような関係です。

『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より R080612

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