◆ 王朝の興亡比較と日本の特異性 ◆

強国大国が衝突し合う激動と動乱の約2000年、これはすべて紀元前2000年頃のアーリア人の大移動が元となっています。西洋文明のバックボーンはここにあると言っていいでしょう。

ちなみに、エジプトは砂漠と海に囲まれて比較的安定した王朝が続いたと言われていますが、記録に残る紀元前3150年に始まる初期王朝から紀元前30年の最後の王朝プトレマイオス朝までの約3000年の間に31の王朝が興亡を繰り返しました。
1王朝あたり100年とは続いていない計算です。

覇権争いが激しいと言われる中国大陸の王朝の興亡を見てみると、多分に伝説的ですが「夏」という紀元前2070年に興った王朝から1912年に滅んだ「清」まで、三国時代という約360年間の分裂時代を挟むものの、約4000年間のうちに11の王朝の交代がありました。
1王朝あたり、およそ400年間です。
京都府京都市上京区に、794年の平安遷都以来明治維新まで1000年以上天皇が住まわれた京都御所が残っています。古来の内裏の形態が保存されている皇室関連施設です。

京都御所を目にして驚くべきことは、堀もなければ石垣もなく櫓(やぐら)もない(外敵から御所を防衛するための設備が何もない)ということです。
これは、観光名所としての意義を持って近年そうしたわけではありません。古来、天皇のお住まいにおいては外敵の襲来を想定していないのです。

海外の王朝ということに準(なぞら)えて言えば、日本は2023年現在で皇紀2683年です。一つの王朝が2683年間続き、今後もまた続いていく―—-という国なのです。
令和の御世で126代の天皇の下、天皇を殺して取って代わろうとする者などおよそ出現しない、平和的な文明を持続させてきたのが日本でした。

『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より R080426

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