事故で死んでも、新型コロナ死になる
次に「死亡診断書」の問題です。
通常、死亡診断は死亡を看取った医師が「この死因はガンである」「肺炎である」などと判断して書きます。
もちろん人間は最後に心不全で心臓が動かなくなったり腎不全で腎臓が動かなくなったりして亡くなるものですが、それは直接的な死亡原因ではないということで最近ではできるだけガンや肺炎というような、死に至らしめた要因を書くようになっています。
ところが2020年2月に、WHOは「どんな状態で死亡しても、ノドや鼻のPCR検査を行ってそこから新型コロナウイルスが検出されたら新型コロナによる死亡とせよ」という通達を全世界に向けて出しました。
日本でも2020年6月に厚生労働省がこのWHOの通達に従うことを決定し、各医療機関に伝えています。
そのため現在も、交通事故で瀕死の重傷を負って病院に担ぎ込まれた時にはもう心肺停止だったという人でも、ノドを検査してコロナウイルスが検出されたら「 新型コロナによる死亡」と診断書に書かれます。
極端な例だと思うかもしれませんが、実際にそのような事例がたくさんあるというのです。
『「新型コロナ」「EV脱炭素」「SDGs」の大ウソ』武田邦彦著 ビジネス社刊
20240330 P107