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序章 姓名(名前)がもたらす運命

初めて、画数から現れる数波をとらえる

1 事実を実証した姓名
運命についていままでの本は、運命は存在するが、人間の努力でどうにでもなりますと無責任に書かれています。
果して、運命は努力と智恵でどうにでも作れるものでしょうか。
グアム島から奇蹟の生還をした横井庄一さんは、救出されて間もない頃の記者会見で、「横井さんが28年間も生き続けられたのは精神力ですか、それとも生活の智恵ですか」という質問をある記者がしたのに対して、奮然として、「精神力や生活の智恵などというものではありません。神様のお加護です。運が良かったからです」と実感をこめて答えています。また、運命とはなにかを知らされる次のような話があります。
日露戦争の時、小さな島国の日本を一挙に葬り去ろうとして、ロシアは世界一を誇るバルチック艦隊を、日本へ遠征させてきました。その頃、日本の敗戦は時間の問題だと考えられていて、日本中の人々はみな大きな緊張感に包まれていました。この大艦隊を迎え撃つ日本の連合艦隊司令長官に、予備役編入(老齢のために軍隊を辞めること)の近かった東郷平八郎(とうごうへいはちろう)が任命されました。
これを知らされた明治天皇は大変驚かれました。というのも、東郷乎八郎よりも頭の切れる優秀な軍人が何人もいたからです。これに答えて時の海軍大臣・山本権兵衛は「東郷は運の強い男ですから」といい、日本の運命を東郷という一人の運の強い男に賭けたというのです。
これは、司馬遼太郎の『坂の上の雲』に紹介された一節です。さらに小説には、次のような運命論ものっています。
日本海海戦でロシア艦隊を全滅させる作戦計画をたて、それを実際に指揮した日本海軍の立役者、秋山直之、佐藤鉄太郎などという人々は、戦争が終わった後で、日本艦隊の大勝利を振り返り「どうしてあんなに勝ったのだろう」と自分達でいぶかしがり、「あれは六分通り運だったと思う」「それでは後の四分は何だったのだろう」と考え、「やはり後の四分も運だったとしか思えない」と結論を出しています。
さらに、佐藤鉄太郎は、「前の六分は全部運で、後の四分は人間の力で開いた運だった」といい、秋山直之も「天祐の連続であった」といっています。
この「六分の運」について、佐藤鉄太郎は海軍大学で講演し、「東郷長官は不思議なほど運の強い人であった。戦いというのは、主将を選ぶのが大切である。妙なことを言うようだが、主将がいかに天才でも、運の悪い人ではどうにもならない」と述べたと言われます。
明治天皇に「東郷は運の強い男ですから」と答えた山本権兵衛の眼力は、この六分の運を加えて東郷という人物を見抜く力をもっていたのだと惑心させられます。
1章にある運力を動かすのは“相乗力と反発力”(後述)で調べれば、この東郷平八郎が、如何に抜群の勝負師的運命の持ち主であったかが判ります。
ついでにこの東郷平八郎と同じような勝負師の運をもった人をあげますと、バレーボールの大松博文(だいまつひろふみ)監督、札幌オリンピックで優勝した笠谷幸生(かさや ゆきお)選手、マスコミ天皇として健筆をふるった評論家の大宅壮一(おおやそういち)、壮烈な割腹自殺をとげた作家の三島由紀夫(みしまゆきお)、戦乱のラオスに消えた元参議院職員の辻政信(つじまさのぶ)など、みな本書で調べると共通の運をもっていることが判ります。

ここに"運"について印象に残る話があります。
昭和42年の秋に、私は知合いの評論家の岩淵辰雄(いわぶちたつお)氏に 、「佐藤内閣に来年2月6日から15日までの間に、一つの危機が訪れます。おそらく大臣の一人ぐらいは辞めることになるのでは‥‥‥」と予言したことがあります。
それ以前に、佐藤内閣の組閣期、黒い霧事件の推移、アメリカ大統領選の動向などで、私の予測的中率にある種の関心を抱いておられた岩淵氏は、これを早速当時の佐藤総理夫妻に話しました佐藤総理は、「いろいろありますからね」といい、総理夫人は「それは何とか避けられませんか」と心配し、佐藤家に伝わる氏神様の霊験あらたかなことを話しました。
それを聞いた岩淵氏は、「神の力や人の力で避けて通れたら、それは運命ではない。避けて通ることができないのが運命というものだ」と答えたとのことでした。
実にうがった答えではありませんか。この時も、やがて運命現象は2月8日に訪れました。
北朝鮮のプエブロ号事件が日本にも波及して、当時の倉石農相の湿原問題が起こり、空転国会が続きました。そして、やっと農相の辞任でけりが付いたのです。
運命は避けて通れないものだということが、この一例でもお判りになると思います。
このような運命に対して、日頃私たちは、なす術もなく、ただ、運命の流れに身を任せていることが多いものです。
貴方は、この本を読み進むにつれて、今まで全く知らなかった四次元の世界へ案内される心地がするでしょう。
貴方自身の目では、神秘としか言いようのない宿命的な人生を、まざまざと発見し、確認していくことになります。
そしてこの本を読み終わったときには、今までの姓名学がいかに幼稚な子供だましのものであったかを悟られるでしょう。
この驚くべき研究はマシレ(マイ・シグナル・レポート=自律自励の略)と呼ばれています。
『姓名(なまえ)』牧正人史著 青春出版社 昭和47年刊による

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