対人関係の問題を解決するためにも、吉方・凶方の考え方があくまで基本になります。

たとえば、ある特定の相手とおたがいにしっくりいかない仲をよくしようと思ったら、まず地図と磁石を使って、相手の家や職場が自分の家や職場からどっちの方角にあるかをたしかめてください。かりに、向こうの家があなたの家から見て、北東の方角にあるとしましょう。九屋盤を見ると、三碧、四緑、五黄、六白の星が中央にくる図では、この方角が吉方になっています。ですから必要な日の九星配置をカレンダーから選んで慟きかけてください。同じ職場の仲間なら、この日にまた職場からの吉方を選んで、お茶でも飲みに行くのです。一度では効きめがあらわれないかもしれませんが、それを何度かくりかえしているうちには、かならず効果があらわれます。

つぎに対人関係の場合には、これからっきあう相手の選び方も、重要な問題となってきます。吉方を選べば、いい相手にめぐりあえることはまちがいないのですが、おのおのの吉方によって、あらわれてくる相手の性格もそれぞれ変わってきます。あとの説明をよく吟味して行動してください。

二黒の星のいる方角からあらわれる相手は、あなたの同輩格でしょう。年ごろや地位もだいたいあなたと似たような感じで、ものの考え方や趣味なども共通したところがあるはずです。しかも交際範囲の広い人ですから、この人とつきあいはじめると、あなたのほうもしぜんと顔が広くなってきます。いろいろな意味で、プラスがつぎのプラスを生むような連鋲反応が起こるでしょう。

 

◎出典 「改定方位学入門」高木彬光著 カッパブックス及びブログ作者の収集データーによる◎