そのクラスの最初の授業の日は、のどがカラカラになり、テキストを何回も自分で解いて、望んだことを今でもよく覚えています。
できる生徒と相対すれば、その子の能力は瞬時にわかりました。とても、自分の数学の能力で太刀打ちできるレベルではないことが。ですから、当時の塾の90分授業が苦痛でたまりませんでした。90分の授業のために、その何倍も自分で勉強しなければ、その授業を通常に運営することすらできないのですから。
教えることは、自分が学ぶこと、また、当時の自分は、その子供たちとの年齢差が、5年程度でしたが、よくわかったことの一つに、能力や人間性は、年齢を超えたものであること、でした。