そんな状態であるから、実際に見舞いは10分程度で退散せざるを得ない。子供たちも、父が元気な姿を見れたので、一安心で帰途についた。
リハビリの計画書に署名をして、家族として父の復帰後の状態について、希望を書き込んだ。入院する前は、自室で一応自立して生活しており、自ら炊飯し、食べ物とは言い難いが、夕食はこちらがサーブするものを、朝食は残りだったりするのだが、実は、父の行動をよくみていると、ごはんにソースをかけて食べているときがあった。
栄養的には問題だが、間食として、ごはんを食べるのに、ソースをかけるくらいはいいか、と目をつぶっているのだ。