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◆ ラムセス2世 ◆『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より

◆ ラムセス2世 ◆

当時のエジプトには数百年前から移動してきたイスラエルの民、すなわちユダヤ人が住んでいました。エジプト人にとっては異民族です。
ユダヤ人は結束が固く優秀で、徐々に王国の中枢に対して影響力を持ってきました。
ラムセス2世は国外問題としてヒッタイト、国内問題としてユダヤ人を抱えていたのです。
やがて、ユダヤ人の中から卓越したある人物が出現し、ラムセス2世にとって事態はさらに悪化します。その人物こそが「モーゼ」であり、モーゼの出現によってユダヤ人の台頭は明白になりました。
ラムセス2世はユダヤ人を極度に圧迫し始めます。
彼は葬祭殿ラムセウスの建設にユダヤ人を酷使しました。
圧制王ラムセス2世に対するユダヤ人の反発は、さらに激しくなっていきました。
ユダヤの祭日「過越祭」の夜には、エジプト人の長男の幼児がすべて死に絶えるという事件も起きました。
ラムセス2世は戦いを挑み、モーゼおよびユダヤ人の追放を決意します。これが『旧約聖書』に「出エジプト記」として書かれている事件です。
ユダヤに語り継がれるラムセス2世は圧制の王であり、悪の権化です。
とはいえ、ラムセス2世ほど歴史の大舞台に立った人物はいなかったと言えるでしょう。
ヒッタイトに相対したカデシュの戦いでは「青銅器時代から鉄器時代への転換」の舞台に立ちました。モーゼとの戦いは「キリスト教という人類最大の宗教の発祥」の舞台に立った、ということでもありました。
ラムセス2世は「鉄器時代の幕開け」と「最大の宗教の発祥」の2つの巨大な歴史の波の中でもがき、苦しんだ王でした。

『かけがえのない国 誇り高き日本文明』武田邦彦著 MdN出版(R05年)より R080428

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