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日本では女性のほうがエラかった

日本には、実は、「男女平等」という概念がもともとありません。なぜならば、いちばんエライ神さまが女性なのですから、女性のほうが「上」、男性のほうが「下」でした。
ただ「役割分担」はありました。男女共同参画時代にあっては、「男女の役割分担」なんて言うと、すぐに 怒られてしまいますが、役割分担を禁止するのは、ヨーロ ッパ流の発想(利己的正義の正当性論理)なのです。
日本には男女平等という概念がない、と言いましたが、それはなぜかというと、そもそも「平等」という概念を作らなかったからなのです。「平等」というのは、同じことをするから平等ということが問題になるのであって、男女同じことをしなければ、平等ということは問題にならないのです。では、どうしていたのでしょうか。
日本では、①家(内)のこと、②架空のこと、この2つが女性担当でした。男性は、①外のこと、②実質的なこと、この2つを受け持ちました。
例えば男性ならば、狩りをする、田植えをする(もちろん、女性が補助的に手伝うこともありますが)、戦争をする、記録を付ける‥‥‥ これ、すべて男性の担当です。
女性のいちばんの仕事は、お金(家計)の管理です。「貨幣」というのは、「概念」ですからね。いざ、食べ物を買い、実際に食べるとなったら現実ですが、何を買おうか、何を作ろうか、というのは、考えているだけではあくまで「架空」のことなのです。我が家でも、お金の管理はすべて、北の方―― 妻に 任せています。私は、いったい我が家にどれぐらいのお金があるのか、まったくわかっておりません。他の家庭でも実際、奥さんが管理している家庭が圧倒的なようです。
ある調査では、「日常生活費の管理は、『主に妻』『どちらかと言うと妻』がおこなっている家庭は9割を超える」そうです(2011年マ インドシェア調査「夫と妻の小遣いと家計費に関する調査」)。男性側から見ると、どうな のでしょう? 「腹が立っ!」という人が出てきてもおかしくありません。だって、女性に財布を握られているのですから。
でもこれが日本なのです。共働きであろうと、お金はすべて妻が管理し、夫婦一体となってことに当たる。これが「正しい」姿でした 。
デパートに行けば、それがはっきりします。

銀座の有名デパートを例に取ります。

地下3階/食料品、
地下2階/食料品、
地下1階/化粧品、
1階/婦人雑貨、
2階/婦人靴、
3階/婦人服、
4階/婦人服 、
5階/婦人服、
6階/紳士服、時計、
7階/紳士服・雑貨、
8階/リビング、
9階/広場、
10階/ベビー・子ども用品、
11階/レストラン、
12階/レストラン。

地下3階、地上12階建てのデパートで、男性専門のフ ロアはたった2フロアです。女性なんて、その3倍の6フロアー 食料品も子ども用品も、奥さんが決定して いるとしたら、その差はさらに広がります。誰が財布を握っているのか、はっきりしています。男女平等を徹底するなら、フロア配分も同じにしなければいけませんが、そんな話は出てきません。
フロア数の差がこれだけあるということは、使うお金の比率も女性のほうが多いのは当然です。フロア比と同じく、少なく見積もって

男 1:3女

ぐらい、ということでしょう 。
男性はこのことに文句を言いますか? 私なんて、怖くて言えませんが、世の中の男性は似たり寄ったりでしょう。
『「正しい」とは何か?』武田邦彦著 小学館より

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